コスモクロス（1997年生、母コスモオラシオン）

コスモクロス（1997年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時13歳）と交配したコスモオラシオンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、中央障害16戦1勝、地方18戦7勝2着1回。2002年の園田金盃(地方重賞)に勝利した他、2003年の播磨賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,470万円（14.7万×100口）で一口馬主が募集された。

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

3月4日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝1700m 雨/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて3着に終わった。

3月25日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未出走（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したジュンフェアリーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月23日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で秋山真一郎騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で秋山真一郎騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

11月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

11月12日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

4歳（2001年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で岡冨俊一騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

4月28日、中3週で迎えた16戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグハンターに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で川合達彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月8日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で川合達彦騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた21戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川合達彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（2002年）

1月14日、中2週で迎えた22戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で川合達彦騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた23戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で川合達彦騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

3月9日、中1週で迎えた25戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（7戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月8日、中4週で迎えた27戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、村岡町ツツジの里特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロックバンドルビーに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5月22日、中1週で迎えた28戦目は、おのころじま特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカルストンウエルズに9馬身の差をつけて優勝

6月11日、中2週で迎えた29戦目は、新冠町レ・コード館特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフジヤマハクザンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマキシムオリーブに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

8月8日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネツダンサーに3馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

9月25日、中6週で迎えた32戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた33戦目は、日本盛カップ（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦4勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシュンエイゼネラルに3馬身半の差をつけて制した。

10月30日、中2週で迎えた34戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（7戦5勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた35戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のフジヤマデュラブをクビ差振り切って7勝目を掴み取った。

12月23日、中3週で迎えた36戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、G2の名古屋グランプリ（名古屋ダート2500m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2003年）

1月22日、中3週で迎えた37戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（9戦6勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月11日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた38戦目は、G3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（10戦6勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた39戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、G3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた40戦目は、地方重賞の播磨賞（姫路ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（11戦6勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュンエイゼネラルを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

4月29日、中5週で迎えた41戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、G2のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた42戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた43戦目は、サントリーモルツカップ（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（12戦7勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた44戦目は、G3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（13戦7勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた45戦目は、ハンデ地方重賞の摂津盃（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（14戦7勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。