マックスイエラ（1991年生、母ヒロノタイフウ）

マックスイエラ（1991年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビシヨツプボブ（当時8歳）と交配したヒロノタイフウが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏服部牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1995年の二本松特別(500万下)。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月31日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

2月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、ジャックビエントに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ハピネスママに半馬身交わされて2着となった。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月16日、中7週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったウエイアウトに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

10月9日、中8週で迎えた10戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のサニーメンデスに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月29日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の精進湖特別（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、カノープスに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月20日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4歳（1995年）

1月14日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（9戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（10戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（11戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、苛烈なペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

4月22日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、5歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（12戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシンコウタキオンをクビ差振り切って制した。

5月13日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の渡利特別（福島芝2000m 小雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（13戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（14戦1勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

9月16日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（15戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（16戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月21日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（17戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は天間昭一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコウジンエースに2馬身の差をつけて優勝

11月25日、中1週で迎えた26戦目は、E.メイプル騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’95インターナショナルジョッキーズ1（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の’95ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5歳（1996年）

1月28日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は天間昭一騎手（2戦2勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（3戦2勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。