モエレフジプライド（2001年生、母トニーフォルス）

モエレフジプライド（2001年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時9歳）と交配したトニーフォルスが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）パラダイス・ファーム。戦績は、地方24戦11勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、パラダイスファームから「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、中村畜産によって1,680万円で落札された。

伊藤強一厩舎（笠松）へ入厩。

3歳（2004年）

1月2日、デビュー戦は浜口楠彦騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は485kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラッキーブルームに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月11日、連闘で迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリアーストーンを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月3日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4歳（2005年）

1月10日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに25kg増やして迎えた5戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スーパーエムアイに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた6戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブラウンロックに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミツアキアルダンを上がり0位の末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

3月10日、中2週で迎えた9戦目は、一般C10 12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエヌワイルーラーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月6日、中3週で迎えた10戦目は、一般C12（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜口楠彦騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイネパトリシアを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月29日、中2週で迎えた11戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で浜口楠彦騎手（9戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネバーフューチャーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月19日、中2週で迎えた12戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で浜口楠彦騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハイステージに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月22日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシーズハイエストを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月13日、中2週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C7二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2006年）

2月28日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D2二（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のプルミエを3/4馬身振り切って9勝目を奪取した。

3月16日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C7二（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マリンハーバーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C7二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧毅騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスペーストラベルに3馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

4月12日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧毅騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカガヤキフェローを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5月4日、中2週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシマノヘローに1馬身1/4の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6歳（2007年）

3月1日、約9か月半の休み明けで迎えた23戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧毅騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エンジェルブライドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。