ミラクルモア（2005年生、母ミスレディベンド）

ミラクルモア（2005年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「奇跡＋もっと」。毛色は鹿毛。種牡馬のデザートストーリー（当時11歳）と交配したミスレディベンドが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）塚尾牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のスピカ特別(一般C4-1)。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月9日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

3月23日、中5週で迎えた2戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた3戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず16着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた6戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳B8（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイアイヤサラムを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月10日、中1週で迎えた8戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B8（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B8（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B8（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた13戦目は、3歳B9（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（6戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた14戦目は、3歳B1-6（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田知弘久騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた15戦目は、一般C4-5（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田知弘久騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

4歳（2009年）

4月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で田知弘久騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた17戦目は、一般C4-7（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田知弘久騎手（10戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノヴェナに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月20日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田知弘久騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた19戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田知弘久騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーアスピカに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で田知弘久騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で田知弘久騎手（14戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた22戦目は、エーコー功労賞杯（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で田知弘久騎手（15戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で田知弘久騎手（16戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。