サンオブロジータ（2017年生、母ラブハミング）

サンオブロジータ（2017年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ロジータの血を受け継ぐもの、ロジータの子」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時20歳）と交配したラブハミングが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。主な勝ち鞍は2019年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

6月20日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月25日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のルーヴルニケに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ファルコンビークに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のジェネラルエリアを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

10月3日、中4週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（全日本優オープン（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

3歳（2020年）

4月19日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月31日、中5週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

4歳（2021年）

2月27日、約9か月の休養明けで迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた10戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月27日、中1週で迎えた11戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4月24日、中3週で迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月31日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

12月5日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5歳（2022年）

2月5日、中6週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったウインジョイフルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月19日、中1週で迎えた17戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のトミケンベレムドに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの立川特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月8日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西湖特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6歳（2023年）

8月6日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、ショコ壱番屋×ほくりくアイドル部コラボ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

2023年9月5日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。