チョウカイファイト（2003年生、母ホクトペンダント）

チョウカイファイト（2003年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋闘い」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したホクトペンダントが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地30戦4勝2着2回、地方5戦5勝。2009年の中日新聞杯(ハンデG3)で3着に入った他、2010年の福島民報杯(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

10月8日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハッピーバローズに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月3日、中5週で迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

4歳（2007年）

6月6日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーエスレディーに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月27日、中2週で迎えた5戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清家義徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマヤノエロイカに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月31日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、まつりちゃんお誕生日おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清家義徳騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクシンフリーダムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9月7日、中4週で迎えた7戦目は、ふよう特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清家義徳騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノプランスに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月5日、中3週で迎えた8戦目は、尾花特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で清家義徳騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハクシンフリーダムに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月23日、中6週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月19日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

3月15日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキープウイニングを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4月20日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の川越特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月26日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたショウナンアクロス決め手に屈してアタマ差の2着となった。

11月15日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月6日、中2週で迎えた19戦目は、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2008ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

6歳（2009年）

1月4日、中3週で迎えた20戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2月14日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシャイニーボーイを半馬身振り切って優勝

10月18日、約8か月の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（8戦1勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた23戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドリームゼニスをクビ差振り切って8勝目をつかんだ。

12月12日、中3週で迎えた24戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7歳（2010年）

1月30日、中6週で迎えた25戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

4月11日、中9週で迎えた26戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のケイアイライジンを3/4馬身振り切って優勝

5月8日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8歳（2011年）

2月5日、約9か月の休養明けで迎えた28戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

3月20日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデG3の中京記念（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

5月21日、中8週で迎えた30戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、メイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた31戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

9月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

11月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた34戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

9歳（2012年）

5月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。