ウエスタンプリマ（2003年生、母ウエスタンノボミー）

ウエスタンプリマ（2003年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋一番（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時15歳）と交配したウエスタンノボミーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方32戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の3歳C1。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月26日、デビュー戦は鈴木啓之騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

3月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

5月6日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた6戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブルーベンジャミンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月3日、中1週で迎えた7戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメグリアイに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウエストヴァレンチに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた12戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

12月10日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

12月31日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた14戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4歳（2007年）

1月8日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセンリオーに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

1月15日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉淳志騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた17戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず3着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた18戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

2月15日、連闘で迎えた19戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は山本茜騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のガンパウダーに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月22日、連闘で迎えた20戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサクラアーバンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

3月2日、連闘で迎えた21戦目は、桃花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3月9日、連闘で迎えた22戦目は、一般C4（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本茜騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカネタマルに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月16日、連闘で迎えた23戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本茜騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた24戦目は、ミキティ優駿（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本茜騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

4月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本茜騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4月26日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた26戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本茜騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた27戦目は、一般B13（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本茜騎手（9戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったスリーストーリーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月11日、連闘で迎えた28戦目は、渡鹿野島シーサイドホテルつたや賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山本茜騎手（10戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた29戦目は、名古屋記念（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた30戦目は、一般B13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた31戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本茜騎手（11戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアローリネージュを3/4馬身振り切って5勝目を手に入れた。

7月13日、連闘で迎えた32戦目は、一般C4（名古屋ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（12戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月20日、連闘で迎えた33戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（13戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた34戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、はまゆう特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた35戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、春駒賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた36戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、ぐだぐだ党C競馬歴15年S木賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた37戦目は、一般C2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。