ミルキーウイナー（1993年生、母マーシヤルペンド）

ミルキーウイナー（1993年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時13歳）と交配したマーシヤルペンドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）丸村村下ファーム。戦績は、中央平地17戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1997年の春風ステークス(ハンデ)。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月27日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて楽々と抜け出し、最後は2着のヤエノショウリに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の洞海特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のリュウダイヤモンドに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月22日、中3週で迎えた4戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、トシヴォイスに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の藤森特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小池隆生騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ターボインパルスに3/4馬身交わされて2着となった。

11月24日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の比良山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のポットラピートに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1997年）

1月11日、中6週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた10戦目は、武庫川ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、シンコウフォレストに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で小池隆生騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でしぶとく粘り込んで、最後は2着のベルグネーヴィに1馬身1/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

4月12日、中2週で迎えた12戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で小池隆生騎手（8戦3勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

11月2日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小池隆生騎手（9戦3勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、インターフラッグに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月29日、中3週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の’97ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（1998年）

1月5日、中4週で迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた16戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の初春ステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。