ニシノカブケ（2012年生、母ニシノタカラヅカ）

ニシノカブケ（2012年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋傾け。若き日の織田信長のように突っ走ってほしい」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時6歳）と交配したニシノタカラヅカが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月31日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月7日、中4週で迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月3日、中7週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネルフレッチャを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月30日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

7月25日、中7週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

8月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月12日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦1勝）。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

4歳（2016年）

1月16日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

2月7日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月3日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたカスクストレングス決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月30日、中1週で迎えた15戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月30日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

8月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1500m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したサンクロワにクビ差届かず2着となった。

5歳（2017年）

1月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトーホウスペンサーを半馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

4月9日、中2週で迎えた24戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月29日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月2日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた27戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフォーチュンカップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6歳（2018年）

1月20日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた31戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

7月29日、約4か月半の休み明けで迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

9月1日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

7歳（2019年）

8月2日、約11か月の休み明けで迎えた35戦目は、國分祐仁騎手を鞍上に迎えて、水が育む愛の町愛川町サマーカップ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の葉月特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で國分祐仁騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。