ナリタベスト（1992年生、母プリンセススキー）

ナリタベスト（1992年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルション（当時11歳）と交配したプリンセススキーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、地方24戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

1月29日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウカイヘルメスに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月3日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

4歳（1996年）

9月7日、約9か月半の休み明けで迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

5歳（1997年）

8月2日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月13日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた9戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

6歳（1998年）

4月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、佐々木明美騎手を鞍上に迎えて、新冠川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた12戦目は、石狩川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木明美騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月30日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、プルート特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木明美騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた14戦目は、あかびら火まつり特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木明美騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた15戦目は、シックル特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木明美騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた16戦目は、ドウベー特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木明美騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月28日、中6週で迎えた17戦目は、高木正喜騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3ロ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高木正喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のナスノビューティーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木正喜騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高木正喜騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（1999年）

4月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた21戦目は、山口修騎手を鞍上に迎えて、一般C2ニ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったカンパラスターからハナ差の2着となった。

4月25日、中1週で迎えた22戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた23戦目は、宮﨑謙一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（上山ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2ニ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2ハ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトミノヒサミドリに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2イ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた27戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、一般C2イ（上山ダート1300m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた28戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、タキタロウ特別（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた29戦目は、渡邊一道騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

8歳（2000年）

4月17日、約7か月半の休み明けで迎えた30戦目は、佐藤涼騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2ハ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤涼騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2イ（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤涼騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2ハ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤涼騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2イ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤涼騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。