ニイニイ（2005年生、母マンダラヴィエント）

ニイニイ（2005年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「兄への呼びかけ。映画『涙そうそう』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時13歳）と交配したマンダラヴィエントが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方11戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C2-8。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月16日、デビュー戦は田中克典騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

8月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

9月25日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキッズポケットから半馬身差の2着となった。

10月9日、中1週で迎えた4戦目は、一般D3-1（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のプリモファッションに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた5戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のショウナンガーベに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

11月4日、中1週で迎えた6戦目は、一般D1-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったオンワードシュネルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月11日、連闘で迎えた7戦目は、一般D1-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、グリッターカーラに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月14日、中4週で迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレーザキングを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエプソムヒットを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウギョウヘイローに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

2月28日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したライトケーティングを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中6週で迎えた12戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエアベルヴューを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。