フロスティクォーツ（2018年生、母カレンシェリーメイ）

フロスティクォーツ（2018年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「つや消し水晶(本馬の誕生石)。石言葉は適応力、集中力、落ち着き」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したカレンシェリーメイが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高昭牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、サラブレッドクラブライオンによって3,024万円で落札された。

サラブレッドクラブライオンにて総額3,800万円（9.5万×400口）で一口馬主が募集された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月30日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に敗れた。

5月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアークライトをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月4日、中6週で迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

10月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月19日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

4歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したキャプテンドレイクを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

8月21日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月20日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5歳（2023年）

3月18日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水沼元輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

4月16日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水沼元輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

5月20日、中4週で迎えた18戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。3着に入った。

10月22日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は水沼元輝騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた21戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 小雨/重）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。15着に敗れた。

6歳（2024年）

2月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

2月24日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

4月13日、中6週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、最後はメリタテスと並んで4着同着となった。

4月21日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

5月19日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

7月27日、中9週で迎えた27戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた28戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた29戦目は、T.T.オシェア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。