ブルーマーキュリー（2000年生、母ミルキーレディ）
Blue Mercury
2000.04.10
ブルーマーキュリー（2000年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋水星」。毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時11歳）と交配したミルキーレディが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方33戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は2006年の駿月特別(一般C3一)。
経歴
デビュー前
YGGオーナーズクラブにて総額1,470万円（2.94万×500口）で一口馬主が募集された。
岩城博俊厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2002年）
11月2日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。
11月17日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。
12月14日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。
3歳（2003年）
1月18日、中4週で迎えた4戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。
2月1日、中1週で迎えた5戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。
3月1日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。
3月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。
4月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。
4月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。
6月15日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のタケアジュリーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。
6月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後はポイントゲットと並んで7着同着となった。
7月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のテンショウホープに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。
7月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B1（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。
8月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。
9月10日、中3週で迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアイシーシャドウに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。
10月6日、中3週で迎えた16戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナチュラルサドル特別（船橋ダート1600m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。
10月13日、連闘で迎えた17戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。
11月6日、中2週で迎えた18戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。
12月1日、中3週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。
12月8日、連闘で迎えた20戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。
12月22日、中1週で迎えた21戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。
4歳（2004年）
3月25日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、一般C2四ア（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったハセノバスターに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。
4月15日、中2週で迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたフジノハッピー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。
5月10日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったフジノツヨシに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
6月17日、中4週で迎えた25戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。
7月29日、中5週で迎えた26戦目は、一般C2三（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したメイプルスピカにクビ差届かず2着に甘んじた。
8月27日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したホクリョードーベルに3/4馬身届かず2着に敗北した。
9月22日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。
5歳（2005年）
1月4日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、松竹梅特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（8戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。
2月23日、中6週で迎えた30戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダハールフォンテンに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。
10月28日、約8か月の休養明けで迎えた31戦目は、佐藤正人騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。
11月25日、中3週で迎えた32戦目は、一般C3一イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。
12月16日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。
6歳（2006年）
1月4日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサングレイドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
1月12日、連闘で迎えた35戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒットマンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を挙げた。
2月16日、中4週で迎えた36戦目は、駿月特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（9戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユウコウローレルに5馬身の差をつけて7勝目をマークした。
3月15日、中3週で迎えた37戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（10戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るニイタカティアラを豪快な末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。
4月3日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。
5月1日、中3週で迎えた39戦目は、新緑特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（12戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。
5月29日、中3週で迎えた40戦目は、天神山城特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったリトルクラウドを3/4馬身捉え切れず2着となった。
7月4日、中4週で迎えた41戦目は、一般C2四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ヒカルアスリートに交わされて1馬身半差の2着となった。
7月26日、中2週で迎えた42戦目は、盛夏特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（13戦5勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。