ハセノバスター（2000年生、母グリーンベリー）

ハセノバスター（2000年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は青毛。種牡馬のハウスバスター（当時13歳）と交配したグリーンベリーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）出羽牧場。戦績は、地方18戦11勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の一般C2四ア。

経歴

デビュー前

佐藤賢二厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2003年）

6月4日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモエレマエカワに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1400m 内回り曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミンドゥルレを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2004年）

1月15日、中4週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のミナミノパークに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

2月11日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のミナミノパークに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

3月25日、中5週で迎えた5戦目は、一般C2四ア（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブルーマーキュリーに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2005年）

6月2日、約14か月の休養明けで迎えた7戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦4勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

6歳（2006年）

2月13日、約8か月半の休養明けで迎えた8戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（5戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマイチャンに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

4月4日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3六ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のフリルアンキュートに1馬身の差をつけて6勝目を手にした。

7歳（2007年）

1月10日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、一般C3四ア（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月5日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた12戦目は、一般C3四イ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3月7日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のタケデンラベンダーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月5日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3イ（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のタケデンラベンダーに1馬身半の差をつけて8勝目を獲得した。

5月2日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタケデンラベンダーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月19日、中6週で迎えた16戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のシャインウイングを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

7月26日、中4週で迎えた17戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るレインボーエヌピーを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月26日、中8週で迎えた18戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。