キョウエイエール（1987年生、母キョウエイオリーブ）

キョウエイエール（1987年4月5日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のホープフリーオン（当時15歳）と交配したキョウエイオリーブが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の寒狭川特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

戸山為夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

11月26日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマチカネツラヌキを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のつばき賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

8月5日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

9月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月10日、中8週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下の伊達特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたメイショウサユリ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月17日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ブラックホラーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月15日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（1991年）

1月12日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小谷内秀夫騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマヤノリファーズを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月26日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小谷内秀夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

2月9日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の勝山城特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小谷内秀夫騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリアルブライトンを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って2勝目を手中に収めた。

5月19日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の聖護院特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で小谷内秀夫騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の山科特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で小谷内秀夫騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の寒狭川特別（中京芝2500m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小島貞博騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクラムディガーに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

6月30日、連闘で迎えた18戦目は、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

11月26日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、阿部正義騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、朝日岳特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のトロワエデンに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

5歳（1992年）

1月4日、中3週で迎えた21戦目は、迎春賞（新潟(地)ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は阿部正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月12日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、仲春特別（三条ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部正義騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったクパティーノからクビ差の2着に惜敗した。

4月29日、中1週で迎えた23戦目は、春暖特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた24戦目は、金蹄賞（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部正義騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた25戦目は、金北山特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部正義騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、青雲特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部正義騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた27戦目は、清秋特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部正義騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、鈴木春雄騎手を鞍上に迎えて、豊栄記念（新潟(地)ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた29戦目は、深秋特別（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。