フジケンコスモス（1994年生、母ウラカワエリーゼ）

フジケンコスモス（1994年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時13歳）と交配したウラカワエリーゼが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田哲夫。戦績は、地方31戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の’98フェイスフルレイン特別（2）(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

函館喜弘厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1996年）

8月5日、デビュー戦は伊藤健児騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は427kg。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた2戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤健児騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1997年）

5月7日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は石井勝男騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のケーエフロバリーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月26日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホクトローアに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石井勝男騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のクラシャネルエースに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月27日、中0週で迎えた8戦目は、3歳戦のアカシア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石井勝男騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、C1六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石井勝男騎手（6戦3勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（1998年）

1月2日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は伊藤健児騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

2月9日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた11戦目は、一般C1六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石井勝男騎手（7戦3勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したミスターオーショウを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月2日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1七八（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石井勝男騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のフォージドライズに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

4月9日、中2週で迎えた14戦目は、陽春特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石井勝男騎手（10戦4勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のビゼンタイホウに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月1日、中2週で迎えた15戦目は、水郷特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石井勝男騎手（11戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた16戦目は、青葉特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石井勝男騎手（12戦5勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた17戦目は、マルチカップ特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石井勝男騎手（13戦5勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キーストンボンバーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

6月30日、中2週で迎えた18戦目は、ジューン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石井勝男騎手（14戦5勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた19戦目は、ルビー特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石井勝男騎手（15戦5勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシノキリコを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月13日、中1週で迎えた20戦目は、’98フェイスフルレイン特別（2）（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で石井勝男騎手（16戦6勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアローセプテンバーに2馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。

9月3日、中2週で迎えた21戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で石井勝男騎手（17戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレオダヴィンチに1馬身半の差をつけて8勝目をマークした。

9月17日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石井勝男騎手（18戦8勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は13戦連続で石井勝男騎手（19戦8勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で石井勝男騎手（20戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のミスタートップランに3/4馬身の差をつけて9勝目を奪取した。

5歳（1999年）

4月28日、約6か月の休み明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦のメトロポリタン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で石井勝男騎手（21戦9勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月12日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1900m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で石井勝男騎手（22戦9勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の’99ブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で石井勝男騎手（23戦9勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の銀河特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で石井勝男騎手（24戦9勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャンハイリーダから5馬身差の2着となった。

7月22日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は19戦連続で石井勝男騎手（25戦9勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で石井勝男騎手（26戦9勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で石井勝男騎手（27戦9勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。