プレーザヒーロー（2004年生、母イシノショウジ）

プレーザヒーロー（2004年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「英雄気取り」。毛色は芦毛。種牡馬のミシル（当時16歳）と交配したイシノショウジが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は棚川光男。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、棚川光男から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ジャパンホーストレードによって630万円で落札された。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月9日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、モデスティーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ウィズディクタットにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月2日、連闘で迎えた6戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松田大作騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のキャッスルトンに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2007年）

1月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

8月11日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松田大作騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

10月8日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず15着に終わった。

11月11日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（8戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4歳（2008年）

2月20日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、大和川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず最後はピースプロテクターと並んで5着同着となった。

3月19日、中3週で迎えた14戦目は、逆瀬川特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。