パレスキング（1999年生、母モガミビジン）

パレスキング（1999年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王様」。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時12歳）と交配したモガミビジンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地13戦0勝、中央障害5戦1勝2着1回、地方10戦5勝。2004年の京都ジャンプステークス(ハンデJG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、田口トレーニングファームから「北海道5月トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、西村豊によって1,050万円で落札された。

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

3月30日、デビュー戦は菊地昇吾騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未出走（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

4月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月21日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた7戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノジョリーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月12日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のゴットエボルブに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2003年）

1月3日、中2週で迎えた10戦目は、お年玉特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のナルコリョジョウに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

1月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のクライストストーリに3/4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月23日、中4週で迎えた12戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた14戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月6日、中1週で迎えた15戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた16戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエルマタドールに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

7月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、ミザール特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月9日、中1週で迎えた20戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた21戦目は、アルファルド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2004年）

1月25日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた23戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた24戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったハリケンベイブから1馬身1/4差の2着となった。

4月3日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のアイサダブライアンに3馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月15日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた27戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は白浜雄造騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。