サクラギャラント（1994年生、母グランドシェリー）

サクラギャラント（1994年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時9歳）と交配したグランドシェリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回、地方18戦1勝2着2回。1997年のラジオたんぱ賞(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

1月7日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで懸命に走り抜いたが、勝ったヨシベルウエザーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月26日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインドリクエストに約10馬身の大差をつけて未勝利戦を制した。

6月29日、中2週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月3日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアラビアンナイトに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（1998年）

9月12日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

9月27日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

5歳（1999年）

7月4日、約9か月半の休み明けで迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

7月15日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた12戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月19日、中8週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月24日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた15戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6歳（2000年）

2月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の如月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた17戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、春風特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた18戦目は、山中尊徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のエイプリル特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

4月24日、中2週で迎えた19戦目は、薫風特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月1日、連闘で迎えた20戦目は、エメラルド特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山中尊徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の初夏特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中尊徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

7月31日、中9週で迎えた22戦目は、野口正宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のジュライ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の葉月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野口正宏騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい5着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のサファイア賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のセプテンバー特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は野口正宏騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた26戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、稲村ヶ崎特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフェイスフリーからクビ差の2着となった。

10月25日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のオクトーバー特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた28戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、中津峡特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったヒヤマタイセイに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた29戦目は、’00フェイスフルレイン特別（5）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた30戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、’00フェイスフルレイン特別（6）（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

7歳（2001年）

1月3日、中1週で迎えた31戦目は、初駒賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のショウナンラインをハナ差制して久々に勝利を挙げた。

1月18日、中1週で迎えた32戦目は、マルチビクトリー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。