エンジェルパレード（2008年生、母スノーパレード）

エンジェルパレード（2008年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天使の行進」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時15歳）と交配したスノーパレードが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石橋本牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方12戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の三厩の川村忠志引退記念(一般C3二)。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月11日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた7戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーミレゴリスに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3七（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボストンレッドに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月22日、中1週で迎えた9戦目は、三厩の川村忠志引退記念（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタイセドラゴンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月27日、中4週で迎えた10戦目は、C1級チャンピオン（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったミロスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

4月15日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

5月12日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で花田大昂騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

6月19日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた13戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビットオブラックに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月24日、中4週で迎えた14戦目は、どいやさ祭特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったトウショウトリックにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた15戦目は、山代大田楽特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた16戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、金沢オーナーズホース杯（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアップルポテトに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月2日、中1週で迎えた18戦目は、近代競馬150周年記念のと里山海道特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

5歳（2013年）

5月21日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた20戦目は、ビッグゴールドSC杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。