ユカリプレリュード（2020年生、母プリティウイッチ）

ユカリプレリュード（2020年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「縁+前奏曲。ゆかり(ご縁)から始まる前奏曲」。毛色は鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時8歳）と交配したプリティウイッチが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。2024年のスプリングアタック(一般B C)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月6日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、トラベログに交わされて1馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3歳（2023年）

1月15日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のステークホルダーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

4月29日、中8週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラスのゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラスのはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田菜七子騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月26日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田菜七子騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた9戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

4歳（2024年）

2月4日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

3月22日、中6週で迎えた11戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、スプリングアタック（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパトリに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月8日、中2週で迎えた14戦目は、のぼり鮎特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた15戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、山道康寛40歳自分で生誕祭（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったイカロスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヨーコマイラヴを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

7月5日、中1週で迎えた18戦目は、空蝉特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルヨミニスターに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた19戦目は、千日紅特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（7戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた20戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、ヤクルト東海カップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。4頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい3着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、濱口ハンナ生誕記念（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（8戦2勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい4着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた22戦目は、ススキ特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた23戦目は、ローレル特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（9戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた24戦目は、富有柿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、サンマルブライトに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月25日、中1週で迎えた25戦目は、ペルセウス座特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（11戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた26戦目は、コウテイダリア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（12戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。