トーホウエイシュン（1994年生、母スポーツスター）

トーホウエイシュン（1994年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラチヨノオー（当時9歳）と交配したスポーツスターが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地31戦4勝2着2回、地方14戦0勝。1999年のクリスマスオープン(一般A)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

6月9日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリエイトフレアーを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3歳（1997年）

1月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の黒竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた5戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で天間昭一騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で天間昭一騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた9戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたマイネルジェイソン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月24日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は天間昭一騎手（4戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり最後はホウヨウクールと並んで10着同着となった。

6月15日、中2週で迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

8月16日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた13戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

9月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた15戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサントフェルテに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた18戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の南総特別（中山芝1800m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったクレバーフォーマーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月14日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

4歳（1998年）

1月6日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

7月18日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた22戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネブリリアンに1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

8月29日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の白井特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の雄国沼特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクリールサンプラスに1馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

10月25日、中1週で迎えた26戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のラジオ福島賞（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大西直宏騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた28戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5歳（1999年）

5月30日、約6か月半の休み明けで迎えた29戦目は、5歳以上1600万下のメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた30戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた31戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

9月8日、中7週で迎えた32戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、サファイアオープン（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた33戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイオープン（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた34戦目は、地方重賞のゴールド争覇（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた35戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

11月18日、中1週で迎えた36戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた37戦目は、ターコイズオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた38戦目は、クリスマスオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2000年）

1月10日、中1週で迎えた39戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の白銀争覇（笠松ダート1900m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた40戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、アメシストオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた41戦目は、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた42戦目は、名古屋チャレンジカップ韋駄天賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は竹下太騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた43戦目は、ブラッドストーンオープン（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた44戦目は、沢井守騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた45戦目は、安藤貴英騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の名港盃（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。