ナイトレイン（2015年生、母シーズインクルーデッド）

ナイトレイン（2015年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「曲名」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時16歳）と交配したシーズインクルーデッドが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方5戦4勝。主な勝ち鞍は2018年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月8日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月30日、中8週で迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月21日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、アルーダ日高西部賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブリトニーバローズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月4日、中5週で迎えた7戦目は、JAにいかっぷピーマン賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマインクイーンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月16日、中1週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、日高町家畜自衛防疫組合特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた9戦目は、楽天競馬ホッカイドウ応援特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のノアゴールドに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

12月31日、中8週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオンベンデッドニーを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

4歳（2019年）

5月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月5日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったダンスダンスダンスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したメガゼウスを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中6週で迎えた15戦目は、一般C2四五六（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したサツキブライドに半馬身届かず2着に敗北した。

10月17日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったマクトゥーブにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2020年）

2月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったムーンケリーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた20戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のバブリーダンスに1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

8月20日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったオリジネイターに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1十十一（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで止まることなく走り抜いたが、ティーズリープに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月5日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1九十十一（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したチェインドレディーにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月3日、中3週で迎えた24戦目は、SPAT4でお得にポイントGet賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、抜け出したアナザーバトルにハナ差届かず2着に甘んじた。

2020年11月6日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。