オリジネイター（2014年生、母ローレルマロン）
Originator
2014.03.28
オリジネイター（2014年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「創始者」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時14歳）と交配したローレルマロンが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は有限会社 石川牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C1四五。
経歴
デビュー前
小西一男厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2017年）
4月2日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。
5月6日、中4週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったトミケンボハテルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。
4歳（2018年）
6月8日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から43kg増やして迎えた3戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサッキープリンスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。
6月27日、中2週で迎えた4戦目は、藤田ニコルがイッテクル賞（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサッキープリンスに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
12月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横川怜央騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグローリーシーカーに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を制した。
5歳（2019年）
4月9日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横川怜央騎手（3戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヴァイキングに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
4月26日、中1週で迎えた7戦目は、一般C1十十一（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横川怜央騎手（4戦4勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィグラスノートに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
5月21日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で横川怜央騎手（5戦5勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウアンカーに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。
6月3日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横川怜央騎手（6戦6勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアースボーンに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。
6歳（2020年）
2月7日、約8か月半の休み明けで迎えた10戦目は、一般C2一二三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で横川怜央騎手（7戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のカイトフレイバーに2馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。
2月26日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で横川怜央騎手（8戦8勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。
8月20日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで悠々と抜け出し、最後は2着のナイトレインに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。
9月8日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1七八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ハイブログにクビ差交わされて2着に甘んじた。
10月8日、中3週で迎えた14戦目は、11月3日はJBC賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のミスアニバーサリーに3馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。
7歳（2021年）
3月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた15戦目は、一般C2一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のグッドヴィジョンに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。
4月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1 C2（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のグッドストームに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
4月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦4勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のガーネットクロスに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
11月17日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、アプリコット・クーラー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のスマートネクタルに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
8歳（2022年）
5月12日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、キス・ミー・クイック賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦6勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンビーストに3馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。
5月26日、中1週で迎えた20戦目は、桂坂賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で和田譲治騎手（8戦7勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスペースシップに2馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。
6月10日、中1週で迎えた21戦目は、団子坂賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で和田譲治騎手（9戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて突き抜け、最後は2着のキョウエイソフィアに5馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。
6月30日、中2週で迎えた22戦目は、タイタン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で和田譲治騎手（10戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のフォルトゥーレに1馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。
7月26日、中3週で迎えた23戦目は、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で和田譲治騎手（11戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブラックストームを豪快な末脚で3/4馬身差し切って10連勝を達成した。
9月8日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で和田譲治騎手（12戦11勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。
9歳（2023年）
2月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた25戦目は、如月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で和田譲治騎手（13戦11勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のガッツでしぶとく粘り込んで、最後は2着のロードグラディオに1馬身1/4の差をつけて休養明け初戦をモノにした。
3月6日、中0週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた26戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で和田譲治騎手（14戦12勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のショコラティエールに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
3月28日、中2週で迎えた27戦目は、マーチ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で和田譲治騎手（15戦13勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで止まることなく走り抜いたが、ロードグラディオに半馬身交わされて2着に敗北した。
4月20日、中2週で迎えた28戦目は、オメガ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で和田譲治騎手（16戦13勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のウインヒストリオンに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。
5月23日、中4週で迎えた29戦目は、’23メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で和田譲治騎手（17戦14勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、最後はスカーレットジンクと並んで3着同着となった。
6月5日、中1週で迎えた30戦目は、ジューン賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で和田譲治騎手（18戦14勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。
6月30日、中3週で迎えた31戦目は、サジタリウス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で和田譲治騎手（19戦14勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバーンフライと並んで2着同着となった。
7月13日、中1週で迎えた32戦目は、ジュライ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で和田譲治騎手（20戦14勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。
8月3日、中2週で迎えた33戦目は、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は横川怜央騎手（9戦8勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたマックス決め手に屈してクビ差の2着となった。
10月6日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（10戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。