インフォカルシー（2007年生、母Francfurter）

Infuocarsi

2007.02.17

インフォカルシー（2007年2月17日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「熱中する、興奮する（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のPivotal（当時14歳）と交配したFrancfurterが16歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦0勝、地方4戦4勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は540kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に敗れた。

6月19日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

9月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアポロサニーナに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスガノオペラに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のツルマルホクトに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマキハタヒロイックを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2011年）

1月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

2月19日、中2週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に敗れた。

4月16日、中7週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。