ワンダーベルグ（2006年生、母ダンケベルグ）

ワンダーベルグ（2006年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時11歳）と交配したダンケベルグが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山際辰夫。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方28戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上B1 B2。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月13日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に入った。

1月25日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

3月8日、中5週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったブルースターキングに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月11日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の佐藤公一腰痛との闘い応援杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したファルファラを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた8戦目は、楽天競馬賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、八尾壮年団チャレンジ杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた10戦目は、はぼたん特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた11戦目は、一般B1三（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた12戦目は、新春みかんカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月6日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、金沢城特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた14戦目は、五十間長屋特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のツルギロンドをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、金沢ひがし茶屋街特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は服部大地騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた17戦目は、金沢尾山神社特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクイーンズコートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた18戦目は、梅鉢紋特別（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた19戦目は、能登の雅七尾祇園祭特別（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は服部大地騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月18日、連闘で迎えた20戦目は、白山スーパー林道杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた21戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、夏の夜の恋路物語特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた22戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、鳥越そば花まつり特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた24戦目は、金沢桐工芸特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部大地騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた25戦目は、山中こおろぎ橋特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた26戦目は、11.3船橋JBCあと8日（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

11月16日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた27戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた29戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のタガノグラーツに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

12月30日、中1週で迎えた30戦目は、楽天競馬で買いま賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2011年）

1月12日、中1週で迎えた31戦目は、難波場外〈毎週水・木〉発売記念（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた32戦目は、難波場外<毎週水・木>発売記念（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた34戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、なずな賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。