シゲルヴォドレ（2005年生、母エースアタッカー）

シゲルヴォドレ（2005年6月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋欲しい（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のメイセイオペラ（当時11歳）と交配したエースアタッカーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沖田繁。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害1戦0勝、地方27戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2-5。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

6月15日、デビュー戦は中村将之騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

11月22日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C25（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のエスジーステラに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月10日、中2週で迎えた7戦目は、一般C18（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のリバーミラクルに半馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月23日、中1週で迎えた8戦目は、冬至特設（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダールシデスに3/4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2009年）

11月14日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。14頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5歳（2010年）

3月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた11戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた12戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月27日、中5週で迎えた13戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のテンザンセレーネに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月4日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート900m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローズタトゥに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシルクキュリアスに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月24日、連闘で迎えた16戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクレージュハクユウに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月18日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るゼンノオリンピアを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月11日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゼンノオリンピアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、マイネルブリオッソに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は清水裕一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアルビダに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清水裕一騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ホーカーハンターにクビ差交わされて2着となった。

12月25日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で清水裕一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったマイネルハイラントに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2011年）

1月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で清水裕一騎手（4戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

1月30日、中3週で迎えた24戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモマリースターに7馬身の差をつけて9勝目を挙げた。

2月12日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 小雪/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、コスモエポックにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月27日、中1週で迎えた26戦目は、サンライズ特選（佐賀ダート1750m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた27戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山下裕貴騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、端午特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月9日、約4か月半の休み明けで迎えた31戦目は、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた32戦目は、長崎街道黒崎宿賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は山下裕貴騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた33戦目は、ムーンライト特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は清水裕一騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた35戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。