ディヴィッズサム（1990年生、母ダイヤモンドサム）

ディヴィッズサム（1990年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデイヴイツズバード（当時6歳）と交配したダイヤモンドサムが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂口豊翼。戦績は、中央平地36戦5勝2着2回、中央障害1戦0勝。1994年のトパーズステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋直厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月15日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松永昌博騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

3歳（1993年）

1月31日、中4週で迎えた5戦目は、出口敏幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口敏幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で出口敏幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で出口敏幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のマチノヒカルをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月20日、連闘で迎えた9戦目は、4歳500万下のフリージア賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で出口敏幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は出口敏幸騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下のこでまり賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口敏幸騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレッドプリンセスを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

6月26日、中3週で迎えた13戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で出口敏幸騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で出口敏幸騎手（8戦2勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

7月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の北九州市制30周年記念（小倉芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したウィンディロマンスにハナ差届かず2着となった。

9月5日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の日南特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したタマモハイウェイを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は松永昌博騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（8戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた22戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’93ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた23戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のクリスマスキャロル賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

4歳（1994年）

1月8日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は出口敏幸騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のネーハイエンペラーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月4日、約7か月半の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上900万下の日南特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（10戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月18日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の秋分特別（中京芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（11戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエリザベスドリームを半馬身振り切って4勝目を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のムーンライトハンデキャップ（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（12戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた29戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の古都ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた30戦目は、桂川ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（13戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウカイサイレンスをクビ差振り切って優勝

11月27日、中1週で迎えた31戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、トパーズステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月10日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデG2の鳴尾記念（阪神芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は松永昌博騎手（14戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた33戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5歳（1995年）

1月8日、中1週で迎えた34戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に終わった。

8月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた35戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた36戦目は、G3の函館記念（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

7歳（1997年）

4月19日、約20か月半の休み明けで迎えた37戦目は、A.ギャラウェイ騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。