サミットアロー（1991年生、母ダイナドライブ）

サミットアロー（1991年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時8歳）と交配したダイナドライブが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地19戦1勝2着2回、中央障害10戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

8月14日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 雨/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったグローリアスソングにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、オンゾウシに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3歳（1994年）

1月6日、中3週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は河北通騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るポピーデイを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

4月23日、中3週で迎えた14戦目は、4歳500万下のあずさ賞（阪神芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月15日、約6か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で河北通騎手（10戦1勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

11月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で河北通騎手（11戦1勝）。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

11月27日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で河北通騎手（12戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の尾張特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で河北通騎手（13戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4歳（1995年）

1月5日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で河北通騎手（14戦1勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた20戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスルーオースズカから約13馬身差の2着となった。

3月12日、中2週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

3月25日、中1週で迎えた23戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた24戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

4月30日、中2週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジヤマダイセンから9馬身差の2着となった。

5月21日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったポレールから1馬身半差の2着に敗北した。

6月3日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のウェルカムハゼオーに約14馬身の大差をつけて制した。

7月9日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡冨俊一騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。