ミシガンガール（2002年生、母エイシンミシガン）

ミシガンガール（2002年3月30日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のHonour and Glory（当時9歳）と交配したエイシンミシガンが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦0勝、地方18戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の一般C2五六七。

経歴

デビュー前

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月15日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3歳（2005年）

4月23日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた6戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で上野翔騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず17着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた10戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、HP開設5周年記念（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るノースマックイーンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月23日、中2週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るブルーアイリスを上がり0位の末脚で半馬身差し切って2勝目を手にした。

11月10日、中6週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミラクルワーカーに8馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

12月22日、中5週で迎えた13戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

4歳（2006年）

1月27日、中4週で迎えた14戦目は、一般C2-11 12（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤマノショウリュウに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2十1112（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のストロングジェットに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月13日、中1週で迎えた16戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニイタカティアラに1馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。

4月17日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、鹿島田特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた21戦目は、芦ノ湖特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、一般C1五 C2二（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、エアドリヴンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月19日、中2週で迎えた24戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、ほうおう座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、イシノヒリュウに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた25戦目は、ハロウィン特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ミウラロードキングに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月20日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1七（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた27戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。