ヤマノクイック（1985年生、母ホクセツフラワー）

ヤマノクイック（1985年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のエビムサシ（当時8歳）と交配したホクセツフラワーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は遊佐林治。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年のアラ系4歳未勝利。

経歴

デビュー前

武田作十郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

7月25日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

3歳（1988年）

1月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、アラ系4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったマチカネアッパレに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

2月7日、中2週で迎えた6戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のモッカンセンプウに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月14日、連闘で迎えた7戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。