タイヨウガデテキタ（2005年生、母コパノジャーノー）

タイヨウガデテキタ（2005年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時9歳）と交配したコパノジャーノーが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、地方16戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の駿風スプリント(一般B1以下)。

経歴

デビュー前

山浦武厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

9月28日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は495kg。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ジルグリッターに交わされて4馬身差の2着となった。

10月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のスパイクタリスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月13日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

12月3日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコアレスフラワーに8馬身の差をつけて2勝目を収める

3歳（2008年）

1月22日、中6週で迎えた5戦目は、3歳戦のツインエース特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったロングキーブリッジに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月18日、中7週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のさくら特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月13日、中9週で迎えた8戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の海風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスパロービートを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

7月21日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って6着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた10戦目は、一般B3 C1（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のジルヴァンクールをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

9月22日、中2週で迎えた11戦目は、穂波スプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルークリクィンを豪脚でクビ差だけ差し切って5勝目を奪取した。

10月20日、中3週で迎えた12戦目は、旋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2009年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、風波スプリント（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた14戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフェスティヴモモに1馬身半の差をつけて6勝目をゲットした。

3月9日、中4週で迎えた15戦目は、駿風スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のハタノギャランに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月7日、中7週で迎えた16戦目は、ゴールデンスプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（8戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。