トニージャスティ（1995年生、母コランデアガール）

トニージャスティ（1995年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時12歳）と交配したコランデアガールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年の鳳来寺山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

11月8日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた2戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したマテキにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（1998年）

5月10日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハートクラブに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月7日、中1週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月12日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下の胡蝶蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。17頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

12月13日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

4歳（1999年）

1月16日、中4週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

1月30日、中1週で迎えた9戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったヒダカプロテクターにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

2月13日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の鳳来寺山特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のハヤカゼジョーをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

3月7日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

7月17日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したジョリスキーに半馬身届かず2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマチカネピッカピカをクビ差振り切って勝利をモノにする

9月25日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（8戦3勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

10月16日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（9戦3勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したトウカイパルサーに3/4馬身届かず2着となった。

11月20日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2000年）

7月15日、約7か月の休養明けで迎えた21戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（11戦3勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のフィリピントロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（12戦3勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。