タケデンサンバ（2003年生、母タケデンゴージャス）

タケデンサンバ（2003年2月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋舞踏音楽の一つ」。毛色は栗毛。種牡馬のジェニュイン（当時11歳）と交配したタケデンゴージャスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）安藤牧場。戦績は、中央平地28戦2勝、中央障害2戦0勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月24日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3歳（2006年）

1月22日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

7月8日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

8月6日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

9月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月29日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエアゾディアコに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

5月6日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下の米山特別（新潟芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（6戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るブライティアミラを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月8日、中2週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（8戦2勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

9月29日、中2週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

5歳（2008年）

2月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の水路閣特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた17戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月16日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた20戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月24日、約7か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

6歳（2009年）

3月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

5月2日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた27戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2010年）

2月21日、約7か月の休養明けで迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（9戦2勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の知立特別（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋智大騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた31戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、前沢牛まつりレース（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた32戦目は、十文字さくらんぼレース（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。