タガノカトレア（2014年生、母タガノチャーリーズ）

タガノカトレア（2014年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時14歳）と交配したタガノチャーリーズが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、中央平地13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

12月24日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のスマートレイチェルに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2017年）

1月22日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のファッショニスタに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月12日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

4月30日、中6週で迎えた4戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

6月18日、中6週で迎えた5戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（4戦2勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

8月6日、中6週で迎えた6戦目は、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菱田裕二騎手（5戦2勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

11月11日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の花背特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2018年）

1月27日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

4月1日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入った。

5月5日、中2週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイワエトワールを半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

6月3日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるサルサディオーネを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月16日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の妙見山特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5歳（2019年）

1月6日、中2週で迎えた15戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。