ビュートラン（2019年生、母ウイニフレッド）

ビュートラン（2019年2月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美しい走り」。毛色は青鹿毛。種牡馬のコパノリッキー（当時9歳）と交配したウイニフレッドが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はオリオンファーム。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2022年の一般C23。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリオンファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡村善行によって638万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月2日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着を確保した。

10月17日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3歳（2022年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

6月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月7日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた6戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

2022年8月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月15日、中5週で迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー42（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた8戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクイーンアントに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、乳岩川特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のラビットライトを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

12月8日、中3週で迎えた11戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、愛知県畜産特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた12戦目は、C10組（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーアレインボーを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

4歳（2023年）

1月6日、連闘で迎えた13戦目は、しみっち記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったノーザンピークに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月3日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、FLS10周年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ネオリーズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

6月15日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、和浩爆誕5周年記念（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は木之前葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた17戦目は、篤史・あずさ結婚記念（名古屋ダート920m 曇/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイチゴヒトフリを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って4勝目をつかんだ。

7月31日、中1週で迎えた18戦目は、スフェーンオープン（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月11日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、イモル競馬ギャン結婚おめでとう（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったサノワンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中1週で迎えた20戦目は、京矢くん1歳の誕生日おめでとう（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は木之前葵騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた21戦目は、行け敬洋よ、我らを導く光となれ（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったアップメイジェイに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般B5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、クリノヴィーナスに交わされて3馬身差の2着となった。

10月13日、中2週で迎えた23戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコウキに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。