ライトニングブルー（2020年生、母システーナブルー）

ライトニングブルー（2020年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時11歳）と交配したシステーナブルーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はタツヤファーム。2022年の栄冠賞で2着に入った他、2022年の栄冠賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タツヤファームから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、嶋田賢によって1,650万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

4月21日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバシュラマックに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1100m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

6月28日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたコルドゥアン決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

8月31日、中8週で迎えた4戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったアンフォラにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳M1のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3歳（2023年）

5月31日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、シラネアオイ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で落合玄太騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコインポケットに1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

6月27日、中3週で迎えた9戦目は、ハマナス特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で落合玄太騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエメラルアポロンを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手にした。

7月11日、中1週で迎えた10戦目は、SPAT4でポイント10倍特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で落合玄太騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフィティアンガを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

8月9日、中3週で迎えた11戦目は、新ひだか建設協会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で落合玄太騎手（7戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したジークリンデにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月29日、中2週で迎えた12戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で落合玄太騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、メイクザウインドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月12日、中1週で迎えた13戦目は、オケクラフト特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で落合玄太騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブリックロードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月10日、中3週で迎えた14戦目は、静内軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で落合玄太騎手（10戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた15戦目は、マリーゴールド特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で落合玄太騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブリックロードをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

11月8日、中1週で迎えた16戦目は、オキザリス特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で落合玄太騎手（12戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月16日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、キャロッタ×ウマ娘記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた18戦目は、早春スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

3月4日、中3週で迎えた19戦目は、イカリソウスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したクアトロフォンテにアタマ差届かず2着に惜敗した。