サチノクイック（2007年生、母エンドレスドリーム）

サチノクイック（2007年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋機敏」。毛色は栗毛。種牡馬のサンライズペガサス（当時9歳）と交配したエンドレスドリームが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿戸武光。戦績は、中央平地4戦0勝、地方30戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鹿戸武光から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月14日、デビュー戦は梶晃啓騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 小雨/重）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

3歳（2010年）

1月30日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

3月3日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップレモン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では見せ場なく16着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた6戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート950m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた7戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート950m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミルクアーモンドから1馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中2週で迎えた8戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のクリノリメンバーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月18日、中2週で迎えた9戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミルクアーモンドから2馬身半差の2着に敗北した。

7月17日、中3週で迎えた10戦目は、一般C14（荒尾ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムグラマラスから1馬身半差の2着に敗北した。

8月7日、中2週で迎えた11戦目は、『競馬を撮ろう』開催記念（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般C17（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は林陽介騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムバラッドをクビ差制して2勝目を収める

9月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林陽介騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた15戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、吉岡牧子記念（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後はタハラタイシンと並んで5着同着となった。

12月23日、連闘で迎えた17戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（6戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた18戦目は、一般C16（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（7戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のフリークタップに3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

4歳（2011年）

1月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（8戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた20戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隆二騎手（9戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田隆二騎手（10戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた22戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は林陽介騎手（3戦1勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

2月18日、連闘で迎えた23戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（11戦1勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C9（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は林陽介騎手（4戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた25戦目は、一般C9（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（12戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のミラージェネスに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月18日、連闘で迎えた26戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた27戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた28戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は林陽介騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた29戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（13戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月1日、中1週で迎えた30戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、一般C8（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた31戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（14戦2勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた32戦目は、一般C8（荒尾ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（15戦2勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般C11（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（16戦2勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスイートハートから1馬身半差の2着となった。

6月24日、中1週で迎えた34戦目は、ゲンジボタル特選（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（17戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。