ファニーズ（2005年生、母ホウジュ）

ファニーズ（2005年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ファンとニーズからの造語」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時8歳）と交配したホウジュが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は門別岩一。戦績は、中央平地1戦0勝、地方8戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別岩一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

12月6日、デビュー戦は田中力騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は449kg。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネフェルタリに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2008年）

1月8日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウルフジアンをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

2月4日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のフラワーロード特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中力騎手（3戦2勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

7月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦の西瓜特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中力騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒデノソニックに1馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

8月6日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中力騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月10日、中4週で迎えた7戦目は、一般C1二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中力騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた8戦目は、秋風スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中力騎手（7戦3勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

4歳（2009年）

5月5日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中力騎手（8戦3勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したマルハチラヴレスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。