フォースタテヤマ（1985年生、母チェリータテヤマ）

フォースタテヤマ（1985年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時12歳）と交配したチェリータテヤマが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡正次。戦績は、中央平地20戦3勝、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

4歳（1989年）

8月19日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、4歳以上400万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた2戦目は、4歳以上400万下の九重特別（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天与の負けじ魂を発揮して諦めることなく走り切り、4着を確保した。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月4日、中5週で迎えた4戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の会津特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上400万下の伊達特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウメノシェーンをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

12月17日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5歳（1990年）

1月28日、中5週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウエストタイラントを3/4馬身振り切って2勝目を手にした。

2月10日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下の勝山城特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイダマンテを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って下馬評通りの実力を証明した。

4月14日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた12戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝2000m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月10日、中4週で迎えた13戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた15戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のSTV賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

12月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

6歳（1991年）

1月13日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた18戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた19戦目は、桜井誠二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の宇多野特別（京都芝2400m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田島信行騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5月25日、中7週で迎えた21戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のキングホマレに3馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

6月29日、中4週で迎えた22戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 小雨/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた23戦目は、今村賢治騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月10日、中4週で迎えた24戦目は、別府真司騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリモテンから3馬身差の2着となった。

9月1日、中2週で迎えた25戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中守騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月28日、中3週で迎えた26戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。