ルーチェデラヴィタ（2017年生、母トウカイライフ）

ルーチェデラヴィタ（2017年1月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人生の光(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したトウカイライフが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は広富牧場。2019年のコスモス賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広富牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって540万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、安原浩司によって1,512万円で落札された。

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月9日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は426kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒシタイザンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月10日、中8週で迎えた2戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエヴァーガーデンをハナ差振り切って2勝目を挙げた。

10月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月8日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦2勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

3歳（2020年）

3月15日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯フィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に終わった。

8月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのライラック賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

8月15日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの羊ヶ丘特別（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたオースミカテドラル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの支笏湖特別（札幌芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

12月27日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの春待月賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

4歳（2021年）

1月23日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの賢島特別（中京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

3月21日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの豊橋特別（中京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ関西賞仲春特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

7月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた15戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの函館道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの藻岩山特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた19戦目は、西谷凜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

9月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西谷凜騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

5歳（2022年）

2月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西谷凜騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着を確保した。

2月20日、中1週で迎えた22戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊万里特別（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月29日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

8月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。