サーストンボーイ（1987年生、母テスコニユース）

サーストンボーイ（1987年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時13歳）と交配したテスコニユースが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は千曳雅彦。戦績は、中央平地9戦4勝2着2回、地方3戦0勝。1991年の七夕賞(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

3月3日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったローズシンフォニーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマルコフスキーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月21日、中2週で迎えた3戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のわらび賞（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトキオサバンナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4歳（1991年）

2月17日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3月3日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレイクダービーに1馬身3/4の差をつけて制した。

3月16日、中1週で迎えた6戦目は、京葉ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（3戦2勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月15日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るザラストワードを豪脚でクビ差だけ差し切って4勝目を手に入れた。

7月7日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたシーキャリアー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6歳（1993年）

2月28日、約20か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、東風ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5月12日、中9週で迎えた10戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、港区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月2日、中6週で迎えた11戦目は、カペラ賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、ブルームーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。