アルファマム（2019年生、母ダイオプサイド）

アルファマム（2019年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「リーダー格のママ」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時14歳）と交配したダイオプサイドが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はカナイシスタッド。2023年の霜月ステークス(オープン)に勝利した他、2023年のNST賞(オープンハンデ)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月24日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウツガミネを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3歳（2022年）

6月18日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた4戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/稍重）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のアイヴォリーアイに1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

10月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイスリアンに半馬身届かず2着に敗北した。

11月13日、中2週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のマイステージに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

12月10日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2023年）

3月11日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの天満橋ステークス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

6月4日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの麦秋ステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

7月23日、中6週で迎えた12戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの桶狭間ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコパノハンプトンを3/4馬身振り切って4勝目を掴み取った。

8月20日、中3週で迎えた13戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のチェイスザドリームを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月29日、中9週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた15戦目は、霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレッドヴェイロンをアタマ差振り切って6勝目を奪取した。

5歳（2024年）

1月28日、中9週で迎えた16戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた17戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

4月20日、中8週で迎えた18戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、天王山ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、4着に終わった。