サウンドメモリー（2011年生、母イグザンプルスター）

サウンドメモリー（2011年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「音（馬蹄）の記憶」。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時10歳）と交配したイグザンプルスターが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地35戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の八丈島特別(500万下)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月20日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2014年）

4月19日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマリアフィオーレを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月16日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

9月13日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

4歳（2015年）

2月7日、中9週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

2月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月21日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサイモンラムセスを半馬身振り切って優勝

4月19日、中3週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

5月17日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

10月17日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

5歳（2016年）

3月19日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/不良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の高田城特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったピンクブーケにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月18日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の八丈島特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のウイングチップに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

9月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の魚沼特別（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

6歳（2017年）

2月4日、中7週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月19日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた29戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた31戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したウインヴォラーレに3/4馬身届かず2着となった。

6月18日、中6週で迎えた32戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の芦ノ湖特別（東京芝2400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月18日、中5週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。