リュッカ（2017年生、母フミノサチヒメ）

リュッカ（2017年3月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「幸せ(スウェーデン語)。母名より連想。皆が幸せにと願いを込めて」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したフミノサチヒメが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。主な勝ち鞍は2020年の区界賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

ニューワールドレーシングにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月29日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は400kg。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月12日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

3歳（2020年）

3月14日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

5月23日、中9週で迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月30日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、抜け出したエアリーフローラに半馬身届かず2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

9月7日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた11戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のはまぎく賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた12戦目は、夏油賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、区界賞（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のベルレガッタに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のアンクルスターに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2021年）

1月16日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は斎藤新騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5月2日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月16日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。最後は、勝ったトゥールドマジから1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月24日、中9週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に入った。

8月22日、中3週で迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月9日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。最後は、勝ったモテモテから1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた23戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

5歳（2022年）

1月23日、中9週で迎えた24戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

5月7日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。17着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた27戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。18着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた28戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。3着に入った。

10月23日、中6週で迎えた29戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。14着に敗れた。

10月29日、連闘で迎えた30戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。16着に終わった。

2022年11月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。