エレガントシチー（1998年生、母ロイヤルティアラ）

エレガントシチー（1998年5月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時12歳）と交配したロイヤルティアラが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額5,600万円（5.6万×1000口）で一口馬主が募集された。

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

12月3日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、マイティジェマナイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2001年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、ライデンノハナに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

3月10日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したコールミークイーンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3月17日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るディアウィンクを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月20日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月16日、中7週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイダテンを半馬身差し切って2勝目を手に入れた。

7月6日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

5歳（2003年）

3月9日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアガーテをクビ差振り切って久しぶりの実戦を物にした。

3月30日、中2週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず14着に敗れた。

5月18日、中6週で迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月5日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月20日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

8月24日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

9月27日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた19戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた21戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

6歳（2004年）

4月17日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた24戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた27戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた28戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。