ニシノピウモッソ（2020年生、母ニシノアリオス）

ニシノピウモッソ（2020年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+それまでより速く(音楽用語)」。毛色は栗毛。種牡馬のネロ（当時9歳）と交配したニシノアリオスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中山高鹿康。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

西田雄一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

6月26日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したカワキタマックスに半馬身届かず2着となった。

7月24日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したイティネラートルを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月5日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したプレジャークルーズに3/4馬身届かず2着となった。

11月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のフェーレンベルクに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2023年）

1月28日、中8週で迎えた5戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた9戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

10月9日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4歳（2024年）

1月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（7戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、伸びてきたトーセンエスクード決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

1月28日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したコナブラックに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったグランフォーブルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたレッドシュヴェルト決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月1日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクセスカラーに半馬身届かず2着に敗北した。

11月3日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5歳（2025年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして前にいた7頭を差し切り、最後は2着のドランクマンに1馬身3/4の差をつけて久々に白星を挙げた。