ハイエモーション（2005年生、母Strikingperfection）

ハイエモーション（2005年2月8日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「最高潮の感銘」。毛色は栗毛。種牡馬のSongandaprayer（当時7歳）と交配したStrikingperfectionが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地21戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の浦安特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月22日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマコトガンベロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2008年）

1月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下の朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月16日、中4週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカウンセラーを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切ってファンの期待に応えた。

8月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

12月20日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したセントラルコーストにクビ差届かず2着に惜敗した。

4歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のペルルノワールをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

1月24日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

1月31日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

9月12日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のアーリーアメリカンに5馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

10月11日、中3週で迎えた11戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の藤森ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、抜け出したティアップハーレーにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

5歳（2010年）

8月14日、約8か月の休み明けで迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月3日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の中山オータムプレミアム（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクフォーチュンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月5日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

6歳（2011年）

2月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

9月18日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（8戦2勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。