インデュライン（2000年生、母ラインダンサー）

インデュライン（2000年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ツールドフランスに５連覇したスペインの英雄（母名より連想）」。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時12歳）と交配したラインダンサーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下農場。戦績は、中央平地19戦1勝2着2回、地方14戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月11日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラハリマオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月18日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた5戦目は、千種川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月12日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた8戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたタマモゴーアップ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に敗れた。

12月19日、約9か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5歳（2005年）

1月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（10戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（11戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月5日、中1週で迎えた14戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バンダムロッシに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月6日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（12戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（13戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた17戦目は、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（14戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブツスキャンに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月22日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、古太尽特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（15戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた19戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

6歳（2006年）

1月17日、中4週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップオルフェウス賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（16戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスカイコンコルドを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

1月28日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（17戦3勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（18戦3勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた23戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

5月4日、中8週で迎えた24戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた25戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、英知大学賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビッグアーチに5馬身の差をつけて優勝

6月28日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上A2一（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョーノルドピレンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1二（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた28戦目は、キャスコキラボール特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤクモフォーティに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月26日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上A1一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバンブージーコにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中1週で迎えた30戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた31戦目は、香美町かすみ松葉ガニ特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は高馬元紘騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた32戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2一（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤクモフォーティを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7歳（2007年）

1月4日、中1週で迎えた33戦目は、ビー&ハニー賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。