アムールスキー（2011年生、母ビワパシフィカス）

アムールスキー（2011年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ロシア帝国の政治家名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したビワパシフィカスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地21戦3勝、中央障害8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,500万円（5万×500口）で一口馬主が募集された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月8日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3歳（2014年）

1月5日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月22日、中6週で迎えた3戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマキシマムフロウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

5月25日、中7週で迎えた5戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のグラスプリマを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

6月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の八王子特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ウィリアムズ騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

8月10日、中7週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のレパードステークス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

10月18日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

12月13日、中7週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

4歳（2015年）

1月10日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

6月21日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 小雨/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

9月21日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のグラスプリマをハナ差振り切って久々に白星を挙げた。

5歳（2016年）

1月11日、中8週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた19戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた21戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のルートヴィヒコードに3/4馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

10月22日、中9週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた24戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（2017年）

3月18日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリノキングムーンからクビ差の2着に甘んじた。

8月5日、中8週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマジェスティハーツに1馬身の差をつけて優勝

10月15日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で小野寺祐太騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。